HTMLの強調タグの使い過ぎはSEOに悪影響!回避策は?

HTMLの強調タグを使うことで、記事中で重要な部分を太字にして目立たせることができます。

文字を強調するタグにはstrong, b, emやiなどがあります。

中でもstrongタグはSEOへの影響が大きいため、記事中の重要キーワードに使ったほうがいいと言われています。

しかし、Googleは「bとstrong、emとiは、SEO的にはどちらも同じ扱い」と公式に回答しています。

“Is there a difference between the “strong” and “b” tags in terms of SEO?”
(strongタグとbタグはSEOの観点から違いはあるのか?)

それでも「bタグは装飾効果しかない、SEOに効果があるのはstrongタグだけ」と信じてやまない方が今も多いようですが。

どちらにしろ見た目は変わらないので、とりあえずstrongタグを使っておけば間違いないでしょう。

強調タグは適度に使う

強調タグは文字の見た目を変えるだけでなく、検索エンジンにも記事中の重要な箇所を伝える役割を持っています。

かといって強調タグを狙った重要キーワード全てに使うと、過剰使用と見られて検索エンジンからの評価が下がる可能性があります。

強調タグの適切な使用頻度については諸説ありますが、多くても記事中に3ヵ所程度に抑えときましょう。

タグが多過ぎてSEOに悪影響を及ぼすことはあっても、少なくて問題になることはありません。

それでもたった3ヵ所しか太字にできないのでは物足りないですよね。

そこでstrongやbタグの使い過ぎによるペナルティを回避しつつ、見た目だけを強調する方法を紹介します。

spanタグで装飾して強調する

記事中で文字を装飾して見た目だけ強調させたい場合はspanタグを使用します。

<span style=”font-weight:bold;color:red;”>強調したい文字</span>
とspanタグで囲むと、
強調したい文字
のように赤い太字になります。

強調タグと違い、検索エンジンはspanタグで囲まれた部分を重要な語句とは認識しません。

  • 強調タグ=記事内における重要度を強調
  • spanタグ=見た目だけを強調

spanタグの効果で見た目は赤く太く目立っていても、検索エンジンから見れば他の何ら装飾されていない部分と同じです。

また、spanタグは上のような記述でも問題なく表示されますが、「style=”font-weight:bold;color:red;”」は次のように外部CSSにしましょう。

css

<span class=”bold-red”>強調したい文字</span>

外部CSSにすることでHTMLソースがすっきりするだけでなく、編集もしやすくなります。

強調タグとspanタグをうまく使い分けて、ユーザーと検索エンジン両方に好かれる記事にしましょう。